無事に注文住宅を建てようと決めた前回。
注文住宅となれば必要になるのが家を建てるための土地。
土地を決めてから建てる家を考えるのか、建てたい家を決めてから土地を見つけるのか。という問題も聞きますが、個人的には土地探しが優先的には高いと思いました。
初めての土地探しをする上で、まずは基本的なところを紹介します。
持ち家計画
土地の大きさ「坪」
よく土地の価格とみていると、「坪◯万円」なんて聞きます。
そもそも坪ってなんだ?そんなところからでした。
坪とは面積の単位です。面積だと、㎡(平方メートル)とか畳の枚数で数える「畳」の方が聞き馴染みがありますね。
1坪は約2畳で約3.3㎡です。なんでそんなに中途半端かと言うと、正方形の1辺が6尺になっているためです。この6尺のことは1間(ケン)と言います。
坪の次は尺に間。。。全然わからない。。。

1尺は10/33m。つまり約30cmです。
6尺となると、約30cm×6=約180cmなので、
1坪は1辺180cmの正方形ということになりますね!
基本的におおよそ換算するのであれば「3」で掛け算・割り算すればOKです。
30坪の土地なら30×3=90㎡と言うことですね!

尺という単位がややこしくさせていますね。尺は一説によると、「尺骨」に由来があると言われています。「尺骨」とは肘から手首の間にある骨です。この長さが約30cmだったんですね。最近ではこの肘と手首の間は「足の大きさと同じ」と言うのも聞いたことがありますが、確かにシンデレラフィットしますね。人体の不思議です。
大きさの目安としては30〜40坪が一つの基準になるでしょうか。
一人当たり8〜10坪が一般的とされます。家の広さは家族構成によって大きく変化しますね。40坪の家を建てたいからといって100坪の土地を買う必要もありません。あくまで床面積の話なので2階建であれば、20坪×2で40坪になります。
2階建にすると階段や廊下などは入るので有効面積はもう少し狭くなりますが、土地の有効活用はできます。
土地の大きさには駐車場や庭づくりの分も含まれます。
家ばかりに気を取られていると、駐車場スペースや玄関アプローチの計画で困りますので、計画的に。
やっぱり価格は大事
土地を買うのだから当然お金がかかります。

それも今まで使ったことのないような金額です。理想は広ーい土地ですが、現実的には無理。しっかり価格をみていきましょう。
土地の相場は、同じエリアごとでみていればおおよそわかってきます。
駅や学校、市街地に近ければ高くなり、郊外に外れれば安くなる。これはイメージ通りです。
また土地の形も関係してきます。
土地は四角形になればなるほど高くなります。
分譲地は基本的には割高にみえます。四角い土地は住宅設計を考えやすく、無駄なスペースが少なくなります。分譲地であれば隣の土地との境界がはっきりしていますから、あとあと問題になることは少ないですね。
しかし割高といってもトータルコストで考えれば、それほど変わりません。境界のブロックや柵をつけてあったり、水道を引いてあったりなど追加の工事がいらないことがあります。購入後の手間を考えるとコスパの良い土地であり人気があります。

色々見ていくと、同じエリア・広さでもすごく安い土地もありますが、要注意です。
安いにはワケがある。
一般住宅を建てるには色々と条件があります。
安い土地はその条件を満たしていないことが多いのです。
仮にその土地を買ったとして、家を建てようとすると、
水道工事や盛り土、地目変更手続き、道路補修、境界線工事などなどしているうちにだいたい周りの土地と同じ価格になってきます。よく確認しましょう。
「土地購入はご縁で決める」なんて言葉もありますが、
確かにそうかもしれません。土地は1点もの。しかもどんどん新しい土地が出てくる訳ではありません。同じ土地は2つとなく、売れてしまえばそれまでです。100点の土地を探そうとすると、何年もかかってしまう可能性もありますので、何を優先するかを考えておくと良いと思います。
今回の土地編はここまで。まだ続きがありますので後日書いていきます。

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