洋室のフローリングが主流となった今。
和室を作るかどうかは悩むものです。
結論としては、畳が好きかどうか。といったところでしょう。
和室には洋室には無い機能や役割があります。しかし、機能云々はあまり関係ないと思います。
ちなみに我が家に和室はありません。(畳は好きですよ?)理由は後ほど。
最近の和室の取り入れ方
和室といってもどのように取り入れるのでしょうか?
大きく3つに分かれるでしょう。
- 1つの部屋として和室にする
- リビング連結でふすまなどで仕切って和室にする
- リビングに小上がりを作り畳を敷く
1つの部屋としての和室
完全に独立した部屋として和室を作る方法です。
生活拠点と切り離すことで、来客対応や仏壇など置くのには良いでしょう。
- 頻繁に来客があり、応接間が欲しい。
- 家族が泊まりに来ることが多い。
こんな家庭事情がある方には便利になると思います。
デメリットとしては、自分たちが使うことが少ない部屋ということ。来客などが少なければ無駄な部屋になってしまいます。
リビング連結でふすまなどで仕切る和室
リビングに直接つながる間取りの和室です。
普段は開けっ放しで、来客時にはふすまを閉めるなどで空間を上手に使えます。
部屋が散らかっている時の急な来客にはとても便利。
そっくりそのまま和室に全部放り込んで、ふすまを閉めてしまえば綺麗なリビングの完成です。
和室は欲しいけど、使える和室がいい
こんな家庭には、このリビング連結型がいいでしょう。
小上がりで畳を敷く『和室コーナー』
最近多く見る間取り。モデルルーム見学でも数件ありました。
小上がり=同一フロア内で、床の高さを変えた空間作りのこと
よくあるのはリビングの一角に、小上がりを作って2〜3畳の畳コーナーをつくる間取りでした。
- 和室まではいらないけど、畳が欲しい
- 床での作業に慣れている
- 子供を寝かせたい
こんな家庭にはおすすめ。
やはり、間取りの問題で和室ほどのスペースは作れない。
でも、洗濯物や子供の遊ぶスペース、ざこ寝がしたいと思う方も少なくありません。
フローリングの上では痛いですからね。
小上がりをつくることで空間としてメリハリがつき、部屋のアクセントとなっておしゃれですよ。
和室のメリット
それは色々な部屋としての使い勝手の良さにあります。
- テーブルを置けば居間やリビングとして
- 布団を敷けば寝室として
- 品よく飾れば客間として
畳はじゅうたんなど用意しなくても、綺麗な部屋として成立します。
テーブルや座布団など最小限の家具で日本らしい美しい部屋に仕上がることでしょう。
畳は湿気の多い日本の気候に合った素材です。
畳は湿度の高い時には吸湿し、湿度の低い時には放出する天然の除湿乾燥機と言えます。
過去記事「木造へのこだわり」でもあげましたが、木工建築と同じ現象です。

もう1つのメリットとしては、畳特有の“イグサ”の香り。
とても和みますよね。日本人心をくすぐる香りは新築となれば格別でしょう。
和室のデメリット
和室のデメリットとしてはメンテナンスの手間。
定期的な畳の清掃や交換、障子があれば張り替えなども行う必要があります。
畳の上に重い家具を置いたり、乗り物や走り回って遊ぶものならすぐに凹んだり、擦り切れてしまうでしょう。
考えたくないのは、畳の上での飲食汚れです。
新しい畳で飲み物をこぼそうものなら、それはもうショックで言葉が出ないですね。

我が家の不採用の理由の1つでもあるもう1つのデメリット
それは『なんだかんだで使わない可能性』です。
来客も滅多に来ないし、ダイニングや寝室、家事スペースを確保しているので和室の必要性をあまり感じなかったのです。
もちろんあればいいなとは思いますが、予算等の関係もあり和室は却下となりました。
我が家の“和室不採用”の理由
前にもありました『なんだかんだで使わない可能性』の一言につきますが、対応策も含めてまとめました。
- メンテナンスは無理
- 来客は滅多に来ない
- 子供はジョイントマットで対応
- インテリア選びが難しい
ズボラな私たちは定期的な畳のメンテナンスは難しいです。
あるメーカーの営業さんは

今は畳風の素材もありますよ!
手入れは必要ありません!!
と言っていましたが、

それってもはや和室では無く、和室風の部屋。
それだったら洋室で十分だな〜
私が好きなのはイグサの香りや畳の質感。
それがなきゃ意味がありません。
もしざこ寝や子供が遊ぶようになれば、“ジョイントマット”などを有効利用できると考えています。
これなら汚れてもショックは受けません。衛生的にも安心です。
インテリアがなくても綺麗になる和室ですが、他の部屋との融合が難しいと思いました。
全く別空間にするアイデアをもらいましたが、残念ながら良いイメージが浮かびませんでしたね。
和室の不採用の結果が、良かったか悪かったかは引っ越し後にわかることでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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