
まーさんです!
本記事では何かと話題の「筋膜」について解説していきます!
「筋膜リリース」とか「筋膜ローラー」などメディアにも取り上げられることが増えてきている“筋膜”(Fascia:ファジア)。
近年は筋膜の重要性が再確認されており、第2の骨格とも呼ばれてます。
「もうやっているよ」という方も筋膜の仕組みを知ることで、よりエクササイズが楽しくなると思うので覗いていってください!
筋膜って何?
漢字の通りではありますが、筋肉を包む膜を筋膜と呼びます。
重要なのは、筋肉だけではないということ。
骨や心臓などの臓器も全て、筋膜は包み込んでいます。筋膜だけで見ると全身タイツのようになるので、「第2の骨格」と呼ばれています。
運動能力の向上や良い姿勢を保つには欠かせない存在であり、肩こりや腰痛の原因となっていることも多くみられます。
筋膜はウェットスーツ!?
全身をくまなくコーティングしているのが、筋膜ということでしたね。役割のイメージとしてはウェットスーツ的な存在が筋膜です。

海の中へ潜る時には、肌を出さずに全身をウェットスーツで包みます。これは水と肌との抵抗を少なくして効率よく潜れるようにするためです。
抵抗を少なくする=滑りをよくする
1つの筋肉(例えば上腕二頭筋💪)の中には、無数の筋繊維が詰まっています。この筋繊維の1つ1つにも筋膜はあります。
力こぶを作ろうとグッッと力を入れると、この筋繊維がキュッと縮むことでコブができますね。縮むと同時に筋繊維同士が折り重なることで盛りあがります。
筋膜がウェットスーツのように抵抗を減らすことで、筋繊維は自由に移動することができ立派な力こぶを作ります。
筋膜はネットワーク!?
筋膜はネットワークとしても機能しています。
力こぶを作ろうと思えば、肩や手首などの筋肉も反応しています。一つの筋肉に力が入ると、隣の筋肉にも連動しているんですね。それでも100ある繊維のうち100がはたらいているわけではないのですが。
このはたらく数を増やすには筋トレで解決!
何でできているの?
筋膜は2種類の繊維と繊維間を助ける成分(おなじみの美容成分)で構成されています。
エラスチン繊維
エラスチンとはゴムのような繊維のこと。ウェットスーツもストレッチ素材でできていますね。ヒトのカラダにも備わっています。

この繊維は姿勢が変わったり、筋肉に力を入れることで約2.5倍まで伸びることができます。
コラーゲン繊維
みんな大好きコラーゲン。プルプルとしたゼリー状の繊維です。
コラーゲン繊維は普段は波状に縮んだ状態で活躍する時を待っています。

コラーゲン繊維は伸びることができません。もともと縮んでいるので、この縮みを解くことで長さ変化への対応をしています。
引っ張られても伸びすぎないことでカラダを守ってくれています。
ウェットスーツもビロビロに伸びてしまっては困りますからね。「伸びすぎない」というのは重要なこと。
ヒアルロン酸が海!
ヒアルロン酸もみんな大好きですよね。美容成分には欠かせない成分です。
筋膜とヒアルロン酸の関係はウェットスーツと海といえます。

筋膜と筋膜との間のいたるところにあるのが、ヒアルロン酸。
ウェットスーツがあっても海がなければ泳げませんね。海がベトベトして汚れていても泳げません。これは筋膜も同じ。
通常、ヒアルロン酸の中を筋膜はスムースに移動をして、連結をしてを力を発揮します。しかし、運動不足や同じ姿勢の繰り返しはヒアルロン酸をベトベトにします。
筋膜の移動が出来なければ、残念ながら本来の筋力は発揮出来ません。
筋膜と姿勢との関係
筋膜はゴム状の繊維(エラスチン)とゼリー状の繊維(コラーゲン)で出来ています。
ヒトの姿勢は、この2つがちょうどよい張力を保つことで成り立つもの。
筋膜も全身を包むウェットスーツのようなものなので、一部にシワがよればその周辺が伸ばされることになり、ストレスがかかります。
ストレスのかかった場所で痛みが発生すると、痛みを避けようと動きや姿勢が変わります。

肩が痛ければ腕はだらーん、腰が痛ければ膝が曲がるなどなど、ヒトによって様々。
きっかけは筋膜のどこかのシワだけど、力が入らないのは腕や膝であり、痛いのは肩や腰なんてことが生じてくるのです。
どんなに痛いところに湿布を貼っても、根本の原因は違うことにある可能性はよくあることです。
定期的に筋膜を解放しよう!
筋膜のメンテナンス方法は、冒頭でも紹介した「筋膜リリース」
リリースとは「解放」のこと。
つまりは、縮こまった「筋膜」を伸ばして「解放」してあげよう!ということ。
施術として行うこともありますが、最近はホームエクササイズとしても人気です。
YouTubeなどにはたくさんの動画があるので、参考にしてみてください。
筋膜についていかがでしたか?
動きのパフォーマンスは筋肉量だけでは成り立たないこともよくあります。普段の姿勢やストレッチをすることでパフォーマンスが向上することもありますので、自分のカラダを見つめ直してみましょう!
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