「姿勢が悪いよ!」「気をつけ!」「背筋をピンとして!」姿勢にまつわることは、幼い頃から言われてきたと思います。
しかし、そもそも良い姿勢ってなんでしょうか?教わりました?
「姿勢に気をつけなさい。」と言われても、良い姿勢がわからなければ治せるものも治せません。
本記事では理想的な姿勢とその条件についてまとめます。
理想的な姿勢
カラダを3Dで見た時に、真っ直ぐになっているのが理想と言えます。ジェンガの最初の状態ですね。ジェンガゲームも進めば進むほどバランスが悪くなってきます。ヒトのカラダも月日が経つと、自然とずれていくモノです。
ジェンガでバランスを見るときにも、正面だけでなく、横や上から確認しますよね。ヒトも同じです。
ヒトもジェンガもうまくやるには、正面(または背中)からみて左右のズレの確認、横から見て前後のズレの確認、上から見てねじれの確認をすると良いでしょう。
専門的には正面から見る面を前額面(=おでこの面)、横から見る面を矢状面(=カラダを真っ二つ)、上から見る面を水平面(=床と水平)といいます。
どこがまっすぐになればいいの?
前額面(左右のズレ)を見る
左右のズレは背中側から確認します。ポイントは以下の通りです。
- 頭蓋骨の突起(耳の上端から後頭部を辿っていくと突起があります。)
- 背骨のライン
- お尻のワレメ
- 膝の内側の中点
- 内くるぶしの中点
この5項目が一直線に結ばれることが理想的です。他にも着眼点としては、
- 左右の肩の高さ
- 左右の膝の高さ
- 服のシワ
まっすぐ立った時の一部分にシワが寄っているということは、その部分に歪みが生じていることになります。これは左右でなくても、斜めのラインでシワが寄るなど様々です。
矢状面(前後のズレ)を見る
ポイントは以下の通りです。
- 耳たぶ
- 肩
- 大転子(気をつけをして、手首辺りにある太ももの骨の出っ張り)
- 膝のお皿の後ろ
- 外くるぶしの2〜3cm前
この5項目が一直線に結ばれることが理想的です。他の着眼点としては、
- 顎は出ていないか
- 腕はまっすぐ降りているか
- お腹が出ていないか。←1番気になるところ。笑
理想の外見上はまっすぐですが、カラダの中身の背骨の配列はS字型に弯曲しています。
水平面でチェックしておきたいのはカラダのねじれですが、なかなか上から見る機会はないので前後左右を確認しましょう。
セルフチェック
カラダの歪みは長年の生活の蓄積に寄るものなので、自分ではなかなか気づけません。また、鏡などでチェックしようとしても無意識に修正してしまいます。なので、いつもの姿勢をチェックできません。誰かに見てもらうか、写真などを撮って見ましょう。

それでも「手間がかかるのは嫌だ!」「毎日確認したい」という方には、以下の方法を紹介します。
- 壁に背を向けて立つ
- かかとを壁から5cm程度離す
- お尻、背中、頭を壁につける
- まっすぐ前を見る
この時に3点が壁に着かなければ歪みがあります。
また、腰に手を入れてみましょう。
手のひらが丁度入るくらいの空間があれば理想です。
手のひらだけではスカスカ、または入らないとなると歪みがあります。
この歪みの原因は多岐に渡るので、近くの医療機関や理学療法士さんに相談しましょう。
まとめ
理想の姿勢になるには、まっすぐとか左右対称という条件がありました。しかしあくまで理想です。現実的には、利き腕やスポーツ歴、受傷歴、生活習慣、仕事内容などの影響でどこかに左右差は生まれていきます。
この記事を見て、明らかに傾いている。まっすぐを意識していると膝や腰が痛いなどがあれば医療機関の受診しましょう。
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