
こんにちは!
「トイレはこだわり無いしなんでもいいやー」と思っていたまーさんです。しかしやはり百聞は一見に如かずでしたね。
ショールームに行くと「これがいい」「あれは嫌だ」など夫婦2人して言っていましたね。
システムキッチンもそうでしたが、スペックや色味をカタログだけで決めるのはトラブルの元です。
時間がある限りショールームへ行くことをおすすめします。システムキッチンを選ぶ【ショールーム編】はこちら
キッチンと同じく大手3社(LIXIL、TOTO、Takara Standard)を巡ってきました。
中でもTakara Standardのトイレはラインナップが少なく、便座のサイズも小さく圏外でした。得意のホーローを活かしきれなかったのでしょうかね。
ということで、トイレは国内外トイレ最大手のLIXILと世界でも認められている品質TOTOの一騎打ちとなりました。
持ち家計画
トイレに求めるものは「節水機能」と「清潔さ」
トイレは毎日使うもの。水で流すのは令和になっても変わりません。
従来は一度に相当量の水を使っていました。災害時で断水になるとトイレが流れないという話もあります。
災害の増えた現代ではより少ない水で流れることは、財布にも万が一の時にも安心です。
またトイレはシーンによっては来客も使うため、住宅の中でもかなり気を使うところです。
常に「清潔さ」は保っておきたいところ。この「清潔さ」には2つの要素があります。
- 汚れにくさ
- 手入れのしやすさ
まず普段から汚れがつきにくいこと。汚れがはじめからつかなければ、掃除する頻度も少なくて済むし、衛生的にも良いですね。
とはいっても排泄物を流すわけですから当然汚れはつきます。
そんな時に簡単に掃除ができれば、掃除へのハードルが下がりますし、1回の掃除で美しさを取り戻しやすくなりますね。
それでは2社こだわりの「節水機能」「清潔さ」を見ていきましょう!
節水機能は引き分け
結論として節水機能はLIXIL、TOTOも甲乙つけ難い差でした。20年前のモデルでは”大”で流すと、一度で13Lの水を使ったそうです。
13Lって結構多いですよね。多いものだと20L使うトイレもあるんだとか。
四人家族で1人3〜4回トイレを使うとすると1日合計14回。
13L×14回=182L=(お風呂約一杯分)
なかなかの量です。災害時にこの水の量を確保するのは難しいですね。

各社最新のモデルの使う水の量は、
- LIXIL ”大が5.0L、小が3.8L”
- TOTO ”大が4.8L、小が3.6L”
見ての通りほぼ互角ですね。従来品から約70%の節水に成功しています。2日間使うとお風呂1杯以上の節水となります。日本のトイレ技術は凄い!!
ということで節水機能は両者素晴らしい!
清潔さ(汚れにくさ、手入れのしやすさ)
LIXILは陶器の磨きと科学的なアプローチで勝負!
LIXILは陶器表面の加工をキラミック→ハイパーキラミックとプロガード→アクアセラミックと進化させてきています。
アクアセラミックは100年クリーンと呼ばれ、便器洗浄をするたびに汚物を浮かせて洗い流すことができます。
表面の加工は傷にも強く、Ag+(銀イオン)によって菌汚れにも強い。国際規格のSIAAに基づいて評価されているので安心できます。
水流は渦を巻くことで、少ない水でもしっかり洗浄できる力を持っています。
手入れ方法にも抜け目はありません。便器のフチは立ち上げとなっており、ブラシでゴシゴシする必要はなくなっています。
便座も手動で真上に持ち上がることで、男性の手でもしっかり奥まで拭き掃除ができました。
汚れにくさ、お手入れのしやすさ共によく考えられています。
TOTOは陶器の完成度に徹底的にこだわって勝負!
TOTOは「セフィオンテクト」と呼ばれるガラス層を作り、表面を100万分の1mmという小さな小さなレベルまでツルツルに仕上げました。
このツルツルのおかげで、汚れだけでなく、菌までも滑り落ちてしまいお手入れが楽になります。
TOTOには「プレミスト機能」がついており、便座に座ると自動で便器内に水を吹きかけてくれます。先に水をかけることでより、汚れにくさを強調しているのです。
水の流れはLIXIL同様に渦巻き型。「トルネード洗浄」と名付けられていて、汚れの多い便器の奥にはより強い水流が当たるように設計されています。
キッチンでもそうでしたが、水の流れへのこだわりを感じます。大手3社のシステムキッチンを比較【ショールーム編】
TOTOのもう1つの特徴としては除菌水です。
使用後や長時間使用していない時には、除菌水を自動で吹きかけてくれています。
除菌水は次亜塩素酸を含む水で、便器内だけでなくノズルの内側・外側も洗浄してくれています。
陶器へのこだわりもさることながら、用を足す前後でも気遣いを感じられるなんとも日本らしい機能ですね。
トイレのまとめ(新築・リフォーム)
LIXILとTOTOどちらも国内外トップシェアを誇るだけあって、選び難いものでした。私たちは結局はLIXILのトイレを選択しました。
理由は色と形。笑
結局、オプションの手洗い器や収納の色に合わせてしまいました。
ここまでくると機能の差はほとんど無く感じました。TOTOの方が若干価格が高く、高級感がある印象でしたね。これも好みでしょう。
確実に言えることは、新築でもリフォームでもショールームへ足を運んで、現物を見ることはマストということですね。

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