お腹以外はスリムなのに、お腹だけぽっこりが気になる。
運動習慣や食事は変えていないのに、年齢を重ねるごとにお腹が気になる。
そんな「ぽっこりお腹」気になりますよね。
どうしてお腹だけぽっこりとしてしまうのか。お腹が出っ張りやすいのは理由があります。
原因がわかると、おのずと対処法も見えてきますよ。
理由1【骨の支えが無い】
人のカラダは骨で支えられています。姿勢を保つだけでなく、生きるために必要な内臓はさらに強固に骨で守られています。
例えば、脳は頭蓋骨、心臓や肺は肋骨で守られています。
骨のある部分は太ったとしても、カラダのカタチはある程度保つことはできます。

お腹はどうでしょうか?肋骨は胸の高さまでしかありません。
お腹の部分には骨が無いので、多部位と比べると脂肪がつきやすく、出っ張りやすい構造になっています。
骨が無いことの恩恵はもちろんあります。
それは「動きやすさ」です。
もしお腹にも肋骨があるとしたら、お辞儀ですら大変になります。お腹にダンボールを巻きつけたと考えてみてください。運動どころではありませんよね。
理由2【内臓がある】
お腹には骨が無いことはわかりましたが、内臓があります。
胃と腸です。
生きるために必要な臓器ですが、心臓や脳と比べると重要度は下がります。
胃や腸の特徴としては外部から食べ物が入ること。
他の臓器と異なり、一時的に重さを増やすことができます。重くなるたびにお腹の出っ張りは強調され、姿勢に影響を与えます。
食べすぎた時にもお腹がぽっこりでることがありますが、動物として生き延びるのに必要な事だったのかもしれませんね。

内臓の重さは横方向だけではなく、縦方向にもかかります。
内臓の底を支えているのは骨盤です。
骨盤の歪みは内臓の位置を下へずらしてしまいます。下にずれればずれるほど、下腹部のぽっこりお腹は表れやすくなります。
理由3【腹筋群は筋力低下しやすい】
お腹には骨が無い。内臓の重さがかかる。
では何で支えているのか?
そう。筋肉です。
姿勢保持筋の代表格=腹筋群です。【過去記事】姿勢保持に必要な筋肉10選
代表格は腹横筋(ふくおうきん)です。コルセット的な役割があります。
腹筋群が発達していれば、ぽっこりお腹は防ぐことができます。
しかし、運動不足や姿勢の影響で腹筋群は衰えやすいの筋肉でもあります。
腹筋群はピンっと伸びている状況で力を発揮します。つまり直立の時です。
椅子に座った時や腰が曲がっている姿勢では腹筋は縮こまっている状態であり、その状態が長く続くと筋肉は衰えていきます。
こんな方は要注意!
- デスクワークが中心
- 移動のほとんどが自動車
- 歩く機会が少ない
- 猫背、反り腰だ
- 肩こり、腰痛持ち
年齢を重ねるごとにぽっこりでるお腹は、この腹筋群の筋力低下が原因かもしれません。
理由4【便秘】
腸の中には便が通ります。
脂肪だけでなく、便が溜まれば溜まるほどお腹はぽっこりしてきます。
便秘の原因はいくつかありますが、主な原因は食生活の乱れや水分不足。
筋力低下も腸の動きを衰えさせ、便の動きを悪くすることがあります。
腸内環境を整えて、定期的に便を出すこともぽっこりお腹の解決法の1つといえます。

解決策はやはり筋トレ?
骨が無いことはどうしようもありません。
私たちにできることは、
- 腹筋群を衰えさせないこと
- 便通を良くすること
この2つだと思います。
便通を良くする要素には筋肉の働きもあります。
「ぽっこりお腹」が気になって、何をしたらいいか悩んだらまずは腹筋の筋トレでしょう。
筋トレの種類としては、腹筋ローラーなどの筋肉をしっかりと伸ばすことが効果的と思います。
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