マイホーム編。打ち合わせの際には、住宅関連の専門用語が飛び交います。
もちろん営業さんなどは、詳しく教えてくれます。しかし、慣れていない言葉はなかなか頭に入らないもの。
ふとした時に専門用語は出てくるので、職人さんたちとのコミュニケーションにおいてもある程度の知識は必要と感じました。
この記事でわかること。
住宅の外観で使われる建築用語と意味がわかる
破風(はふ)

破風は屋根の一部。
山型に破風板として取り付けられています。
また雨樋(あまどい)などが付いていない屋根の端っこのことは「ケラバ」と呼ばれています。
破風板の役割としては、雨や風の侵入を防ぐことです。本来屋根は上から吹き付ける雨風に対して家を守ります。
しかし、雨風は上からだけではなく横や下からも吹き付けることがあります。屋根への雨風の侵入はカビや腐食の原因となり、住宅にとっては致命傷です。
鼻隠し

鼻隠しは、軒先についている屋根の端っこです。床と水平になります。
役割としては破風と変わりありません。雨樋の下地としても使われているようですね。
なぜ「鼻」かと言うと、職人さんは屋根の端のことを「鼻」と呼ぶことから。その「鼻」を隠すから鼻隠し。
雨樋(あまどい)
雨樋は雨の通り道。
雨樋というと床と平行の部分のこと。地面に通す道はたて樋(たてどい)と呼ばれます。

屋根の形によって場所や形状は異なります。
外壁の色を黒っぽくした時に、白いたて樋にすると、かなり目立ってしまうので注意。

軒天井(のきてんじょう)

屋根の色は様々な色を見ますが、軒天井は白いおうちが多い印象。
個人的には、屋根色よりも軒天井の方が家の印象を変えるような気がします。特に玄関やテラスなどは人が見上げることも多い場所。
役割としては、屋根材の目隠しだけではなく、雨風の侵食予防や屋根の延焼防止があります。
土台水切り

水切りとも呼ばれますが、基礎部分と住宅との境目の素材。
ただの仕切りではなく、しっかりと役割があります。
壁から伝って落ちる雨水を外へ逃す役割です。水切りが無いと基礎部分に浸水することで腐食やシロアリ発生の引き金になってしまうので重要な部分といえます。
おまけ。業界用語??

この屋根から飛び出ている窓。
「ドーマー」と呼ばれるそうです。おしゃれなマドだからドーマー?
いいえ違います。
英語の“dormer”=“屋根窓”からきていました。
建築用語がわかると、打ち合わせもより楽しくなりますよ!
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