マイホーム計画において、重要なのは資金計画。
あれもいいな、これも欲しい。
打ち合わせで、どんどんオプションをつけていくとあっという間に予算オーバーになります。
夢のマイホームなので、できるだけ希望は通したいところですよね。
今回我が家で実践した節約ポイントを紹介します。
延床面積を小さくする
多くの建築屋さんは延床面積に応じて建築費を決めています。
延床(のべゆか)面積=全ての階の床の面積の合計
床面積の合計なので、建築面積とは異なります。
延床面積には、廊下や階段も含まれます。
我が家のポイントとしては、廊下を作らない間取り。
我が家は平屋なので基本的にリビングを中心に、どの部屋へもアクセスできるようにしました。
リビングが廊下代わりになるので、全てを生活スペースに当てています。
また、スキップフロアを採用したので平屋でも階段のある間取りになりました。
スキップフロア=同じ階の中で、天井の高さを変える間取り
廊下がないと収納に困ることがありますが、我が家はスキップ部分に収納を作りましたよ〜。
ちなみに延床面積の違いは建築費に大きな違いが出ます。
坪50万円の建築費で家を建てるとしましょう。
40坪なら、40×50=2000万円
35坪だったら、35×50=1750万円
5坪の差で250万円の差が生まれます。結構大きな差ですよね。
より正方形に近い間取りにする
同じ延床面積でも、より正方形に近い間取りの方が建築費はコストダウンできます。

写真のようにどちらも延床面積は100㎡です。
しかし、黄色の外壁部分長さはどうでしょうか?
- 正方形では、10m ×4=40m
- 長方形では、(100m ×2)+(1m ×2)で202m
壁だけで5倍もコストがかかってしまいます。
また凸凹の多い家は、壁の長さだけでなく、角の補強素材でもコストがかかります。
正方形の平屋は、公民館のようになってしまいます。
なので我が家は多少メリハリをつけましたが、なるべく角をなくすことでコストカットはできました。
コストカットするのは見栄の部分
オプションの多くは目に見える部分がほとんどです。
素材の違いやカラーの違いなど機能面は変わらないけど、差額が出るパターン。
予算内であれば問題ないですが、予算オーバーな場合はまずここからカットするべきですね。
生活を楽にするような、機能拡充にはある程度のコストをかけても良いでしょう。
見栄の部分でコストをかけて、月々の支払いがキツくなって、手放すことになるのは避けたいところです。
断熱や耐震に関わる部分はコストカットしない!
コストカットしてはいけないのが性能部分。
特に性能面は目に見えないことが多いです。
屋根や断熱材、ガラス性能などなど。
見た目が変わらないからといってカットしてしまうと、生活の質が落ちてしまいます。
自然災害や猛暑などにしっかり対応することが家づくりの基本です。
特に窓の質は重要。
断熱性だけでなく、防犯にも関わるためです。
耐熱ガラスや防犯ガラスなどを慎重に検討したいところですね。

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