【新築住宅建てるなら】土地を見極める。土地編②

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土地編パート2です。

前記事は表面上の話でした。

今回は、「良い土地はどんな土地か?」の本質にスポットを当てています。

結論から言うと、「安全な土地」が答えになるでしょう。

安全といっても何から身を守るのか。

それは「自然災害」です。

いくら強固で立派な住宅を建てても、地盤が崩れてしまっては家が成り立ちません。近年は水害が多くなってきています。地盤が固く、立派な家であっても水の中に入ってしまえばヒトは住むことはできません

自然には勝てないのです。

自然災害と言えば、

  • 地震
  • 火災
  • 土砂崩れ
  • 津波、洪水、氾濫

などが挙げられます。

また、人的災害も考慮したいところです。

  • 空気汚染(ニオイ)
  • 不衛生な環境(ゴミ)
  • 騒音

などが挙げられます。

自然災害が起こる・起こらないは誰にもわかい。

地震大国である日本ではどこでも大地震の可能性はあります。海や川がないから水害は大丈夫。本当にそうでしょうか?近年の大雨は過去に例を見ない雨量を記録しています。

たとえ今この時が大丈夫であっても、20年30年と時が進めば、気候変動の影響により状況が変わる可能性はあります。

それでもできることはやっておきたいですよね?

ぜひ確認しましょう。

持ち家計画

ハザードマップの確認

国のホームページや各自治体で公表されています。浸水地域土砂崩れの警戒地域などが示されています。自力で海抜◯mかを確認するのは容易ではありません。

川の流れや山の状態を確認するのもいくら時間があっても足りません。ハザードマップであれば正確な情報を手早く手に入れることができます。

さらに、小中学校や避難場所も示されているので、確認しておきたいですね。

マップ上だけ安心するのでなく、現地確認も忘れずに!!

土地の歴史を知る

私たちは営業さんにリサーチをしてもらいました。不動産屋さんに直接聞いて見てもいいですね。

歴史は何の役に立つのか?

「今ある土地に家を建てるのだから、今が大事なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、過去が大事です。ヒトのカラダでも同じことが言えます。

カラダでも不調が生じてリハビリをすることになったとしましょう。私たち理学療法士は、まず現状の様子を確認します。しかし、それだけでは原因がわからないことがほとんどです。医療現場では、今現在起きている不調に至るまでの経緯(歴史)を問診します。そのヒトが過去に何をしたかによって不調の原因を探ります。

土地も同じです。

極端に言えば、地球ができてからうん十億年が経って現在の土地があります。この現在に至るまでに何が起こってきたのかを知ることで、今後起こるリスクを回避できるかもしれませんよね。

どんな歴史があるのか?

現状は更地や分譲地でも昔はどうだったかは調べないとわかりません。

たとえば昔、沼地や泉だった場所は水が溜まりやすい場所と言えます。現在水がなくても、地盤の奥底は水分が多くなっている可能性があります。水分が多いということは地盤沈下や地盤改良が必要となるケースがあります。

また、もともと住宅だった場所でも注意する必要があります。井戸の有無は確認したいですね。井戸があるということは、地下に水脈があるということです。先ほどと同じで、地盤が緩い可能性があります。

または古い住宅で井戸もなくてもまだ油断ができません。古い住宅を取り壊した時に廃材処理費をコストカットするため、廃材を地面の中に埋め込んでしまうこともあったそうです。現在の業者ではそんなことはありません。

現状の土地になるまでの歴史を知ることは、土地の本質を見極めるのに重要な手がかりになります。

周辺の住宅の様子も確認しよう

家を建てれば、その土地に長く住むことになります。自然災害だけでなく、人的な災害も考えて起きたいですね。

近くの住宅街が新しければ、価値観の近い人間関係ができることでしょう。ある程度住宅街として完成している所には、すでにローカルルールが決まっていることがあります。ローカルルールはトラブルの元になることが多いですね。

また工場や大きい道路沿いでは、騒音や衛生面に悩まされることがありそうですね。

まとめ

表面上の整備状況は、数日の作業で整えることができます。しかし、地盤の奥底は何万年もの月日をかけて作られたものです。家の構造も重要ですが、家を支える土地の強さの本質も重要視したいですね。

また災害が多い国である日本なので、極力安全な土地選びをしたい所です。

ヒトは自然の猛威には勝てません。仲良く共存することが必要です。

あなたに、良い土地のご縁がありますように。

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