お気に入りの椅子を見つけよう。

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この記事を書いた人
まー、

・総合病院の現役理学療法士
・介護領域の訪問リハビリを兼務
・介護予防、地域包括ケア推進リーダー
・20代からマイホーム計画
・元バスケットボール国体選手

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あなたは家の中でどこに座っていますか?

定位置が決まっていますか?

椅子はどんなものを使っていますか?

今回は、利用者さんに聞かれたことを参考に記事を書きます。

先日訪問リハビリが始まったばかりのAさん。持病の悪化で入院して、自宅退院しましたが、足腰の筋力が弱くなっていました。

もともと車の運転ができるほど動けていたAさんでしたが、退院後は家の中をなんとか歩けるくらいになっていました。

入院前のAさんは1日のほとんどをソファに座り、過ごしていたようです。しかし、筋力の低下から立ち座りが大変になってしまい、退院後はベッドで過ごすことの方が増えてしまったようでした。

心配した息子さんが気を遣い、椅子を買ってくれたそうです。優しい息子さん。

しかし現実は、妻「うちの人、息子が椅子を買ってくれたけど、全然座らないの。」でした。

そこで訪問時に椅子を見せてもらうことにしました。

置いてあったのはとても座りやすそうな、アジアンテイストの椅子。リゾートに置いてありそうなイメージでした。

実際はもう少し低い椅子でした。

ほう。これはなかなかの試練を与えたな〜。息子さん。

そこで、「椅子を買うときは〇〇をみてからにしてください。」と助言をしました。後日、再度購入をしてもらうと、Aさんの定位置はその椅子になりました。だんだんとベッドにいる時間も少なくなり、最近では自分の敷地内で車の運転練習を行なっています

もちろん筋トレ等も行なっています。たった1つの椅子を変えただけで寝たきりになるか、元の生活を取り戻せるかが変わることもあります。

どうして立ちにくくなっていたのでしょうか。

今回のカギは椅子選びです。

立ち上がるのが、楽な椅子とは?

バーカウンターの椅子をイメージしてください。

イメージ図

立ち上がりやすい椅子の特徴として、

  • 座面が高い
  • 座面が小さい(浅い)
  • 座面が平ら
  • クッション性は固め
  • 肘かけがある

理由は後ほど解説します。

リラックスできる椅子は?

リラックスできると言えば、ソファが代表格ですね。

椅子では無いですが。

特徴として、

  • 座面が低い
  • 座面が大きい(深い)
  • クッション性がある(柔らかい)
  • 奥に向かって傾斜がついている
  • 肘かけがある

座椅子はほぼ床に座っているので、椅子からの立ち上がりとは異なりますので割愛します。

では解説入ります。

座面の高さ

立ち上がる時にはお尻を持ち上げる必要があります。低いところから持ち上げるよりも、高い位置から持ち上げる方が少ない力で済みます。

座面の深さ

お尻は上方向だけでなく、前方向にも動きます。椅子の上にあるお尻を足の上に移動させるからです。高さ同様に動く距離を短くしたほうが少ない力で済みます。

座面の固さ

柔らかいクッションでは、せっかく力を入れても力が吸収されてしまいます固めの座面で、反発する力を利用すればより少ない力でお尻を上げることができるでしょう。

座面の傾斜

椅子の中には背もたれに近づくにつれ、沈み込んでいるものや座面の先端が盛り上がっているものがあります。どちらも座った時に、よりリラックスできるためのものです。立ち上がる時には動きの邪魔になります。

肘かけ

これはどちらにとっても重要です。腕の重さは、片腕で約6%です。体重の50㎏であれば両腕で6kgと意外と重い!腕を肘掛けに乗せるだけでも重さから解放されるためリラックスできます。立ち上がる時も突っ張り棒の役割を果たし、足の力を補助してくれます。

選ぶときの目安はどうなの?

高さの目安は座った時に膝の位置がどこにあるのか。です。椅子の座面よりも膝が高いようであれば、座りごごちは良いですが、立ちにくい椅子です。膝が座面と同じ低くなるように選びましょう。クッションなどで調整しても良いと思います。

深さの目安は膝の裏に空間ができれば◎

固さは好みがあると思いますが、沈み込まなければOK!

肘掛けはもちろんあった方が良いでしょう。

椅子を買う時に意外と「座り心地が良い=いい椅子」になってしまいがちです。しかし「座りやすい=立ちやすい」とはなりません。ライフスタイルに合わせて選んでください。

途中にもありましたが、たった1つの椅子を変えただけで寝たきりになるか、元の生活を取り戻せるかが変わることもあります。

あなたも、人生の中でお気に入りの椅子を見つけられるといいですね。

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