
こんにちは!まーさんです。今回はショールム比較【お風呂編】です。お風呂好きな筆者には欠かせない場所で気合が入ります。各社共通して必要なところは抑えており、各々特徴が表れていましたね。
キッチンやトイレと同じく【LIXIL、Takara Standard、TOTO】の3社を見て回りました。
日本人にとってお風呂は、1日の疲れを癒す大切な場所として愛されてきています。毎日入るお風呂ですから、新築やリフォームではこだわりたいところです。
お風呂は、子育てや介護の場面では問題となるケースが多いところでもあります。
訪問リハビリでも入浴動作の練習や入浴に関する質問は多いです。せっかく作るのであれば、後悔しない造りが良いですよね。
お風呂のチェックポイントは
- 保温性
- 手入れのしやすさ
- ヒートショックの予防(脱衣所と浴室の寒暖差によるカラダへの負担)
- 快適さ
以上4点です。
共通している部分も多かったので、各社の強みを見ていきましょう。
各社共通の特徴
魔法瓶のような保温浴槽
日本人のお風呂と言えば浴槽ですよね。お湯を張って、じっくりカラダを温めるのが最高の時間です。
家族の入浴時間がバラバラでお湯が冷めてしまってはくつろげませんし、追い炊きをすると光熱費がかかってしまいます。
そこで各社は浴槽とフタに断熱材を仕込んでいます。
メーカーによると、4〜5時間の温度変化は2.5℃以内なので追い炊きの光熱費を節約することができそうです。
好み選べる浴槽のカタチ
浴槽のカタチは快適さと節水に関わってきます。各社とのに3〜4種類のカタチをラインナップしていました。
- 一般的な楕円形
- デザインスッキリ長方形
- 節水性抜群ベンチ付き
- ゆったり入るなら、ひょうたん型
一般的な楕円形は節水や快適性のバランスの取れた浴槽です。頭や足の部分のフチは高く、出入りするフチは低く設計されているタイプが多いです。
浴槽の底から水面にかけて広がるようなデザインにすることでよりゆったりとお湯に浸かることができます。
長方形の浴槽のメリットは見た目のスマートさ。楕円形と比べると湯量は多く入ります。
ベンチ付き浴槽は、浴槽の底が一部座れるようになっています。その分湯量は少なくなり節水効果は抜群です。
半身浴や小さな子どもの入浴の時にも便利なベンチです。大人でも足をベンチの上に乗せてくつろぐことが出来ます。我が家はコレ!
ひょうたん型はやや大きめの浴槽。首回りや足回りの広く取ることでよりゆったりとしたバスタイムが楽しめます。
扉はゴムパッキン無し
お風呂場で困るのがカビや水アカ汚れ。特に出入り口の扉は隙間が多く、手入れが面倒で難しいところです。
大手3社共にゴムパッキンを使っていません。LIXILの扉は浴室側のゴムパッキンは使用していませんが、脱衣所側にはありました。
排水口はお手入れ簡単に
定期的なお手入れが面倒な排水溝。髪の毛やピンクヌメリが気になります。
やや差はみられましたが、髪の毛などのゴミをまとめて集めるような造りをしていて、直接ゴミを触らなくても捨てられるようになっていました。
コレは嬉しいですね!
持ち家計画
LIXIL(Arise:アライズ)
AI工務店の標準設備はArise:アライズ。LIXILの中でも中間グレードのものです。
LIXILの主な特徴は3つ
- 利便性の高い「まる洗いカウンター」
- より掃除を快適にする「くるりんポイ排水口」
- 選択幅の広がる、豊富なバリエーション
「まる洗いカウンター」
「まる洗いカウンター」は大手3社の中でLIXIL唯一の機能でした。
丸洗いとはカウンターそのものが取り外しができるのです。取り外すことで裏面までしっかりと洗うことが出来ます。
また子どもとの入浴などで洗い場を広く使いたい時には、カウンターを壁掛けすることも出来ます。LIXIL(公式)「まる洗いカウンター」

そもそもカウンターなんて要らない!!
そんな方はカウンターなしのプランを選びましょう!
「くるりんポイ排水口」
排水口のお手入れをさらに楽にするための機能です。LIXIL(公式)「くるりんポイ排水口」
浴槽の水を利用したシステムで、排水口に流し込ませることによって渦を発生させます。渦巻きによって髪の毛などのゴミをまとめてしまおうとする作戦です。
浴槽のお湯を流すだけで、簡単な掃除を自動でやってくれる便利でエコな機能ですね。
「豊富なバリエーション」
ショールームをみて感じたのはオプションの豊富さです。
LIXILは各時代のモノづくりを牽引してきたトステムやINAX、新日軽、サンウエーブ、東洋エクステリアの5社が統合して出来たものです。
モノづくりへのノウハウは他社と一線を引くものがあります。
浴槽の種類や手すり、収納やシャワーなど様々な所のカスタマイズができます。
自分好みのお風呂造りという点ではかなりのメリットのあるメーカーと言えるでしょう。
Takara Standard(RELAXIA:リラクシア)
AI工務店の標準設備はRELAXIA:リラクシア。タカラスタンダード(公式)
RELAXIAは新築住宅専用のグレードで一般向けの商品でありません。
Takara Standardの特徴はやはり高品位ホーロー。コレがどの商品も共通して言えることです。
- 壁が「高品位ホーロー」でできている
- 震度6強相当まで安心の「耐震性」
水まわりに強い「高品位ホーロー」
Takara Standardと言えば「高品位ホーロー」。キッチンでもその特徴が発揮されていました。キッチンを選ぶ【大手3社ショールーム】
ホーローの表面はガラス素材でできています。ガラスなので汚れが奥まで浸透することはありません。
油性ペンのような油汚れも水を掛けるだけで落とすことが出来ます。
また一般的な外壁と比べて硬く、金属のたわしでこすっても大丈夫!
どんなに高性能なコーティングでも傷がついてしまうと、その溝から汚れが発生します。ホーローの壁ならその心配も必要なし。
下地が金属なので、マグネットが自由につけられるのもメリットですね!
震度6強相当にも耐える「耐震性」
耐震性は他社にはなかった特徴です。地震大国日本では重要な項目かもしれません。
一般的な浴槽の構造は、長いボルト数本を立てることで【点】として支えています。
対してTakara Standardの構造はフレーム構造の架台で【面】として支えています。
【点】と【面】どちらが強いかは明らかですよね。
実際に実験もしています。タカラスタンダード(公式)耐震実験
TOTO(サザナ)
AI工務店の標準設備はsazana:サザナです。TOTO(公式)sazana
近年人気が高まっているとの噂のTOTOのシステムバス。大きな特徴はこちら。
- クッション性にびっくり「ほっカラリ床」
- いつも綺麗に「きれい除菌水」
- 浮島のような「カウンター」
「ほっカラリ床」
コレはぜひショールームで体感していただきたい設備です。声を出して驚きました。
お風呂の床は膝をつくと硬くて痛いものでした。それがこの「ほっカラリ床」は断熱素材のクッション層があり、痛くないのです。
その断熱クッションの下にも断熱材が入っており、冬場の一歩でも冷たい思いをしないですみます。
静音性や滑り止め機能にも優れてり、万が一物を落としたり、転倒しても安心出来ます。コレが「ほっカラリ床」の”ほっ”の部分ですね。
床の表面には親水性の高いコーティングがされています。加えてタイルには規則正しく溝があり、表面の水の大部分は溝に沿って排水されていきます。
翌朝には靴下で入れるほどに乾くほどです。
このように水分を分散させることによって、翌朝には靴下で入れるほど”カラリ”とした床に仕上げています。
TOTO独自の除菌水
トイレにも採用されていました”除菌水” トイレは2択!? TOTO VS LIXIL
いつものお掃除のプラスαとして、除菌水は嬉しいもの。床のワイパー洗浄は、皮脂や角質汚れを洗い流すことが自動で出来ます。
除菌水は水から作られるので、準備や手間は一切無し!
除菌水には除菌作用があるので、カビやピンク汚れの発生を防ぐことが出来ます。
TOTO(公式)より↓
除菌水ではありませんが、浴槽内も自動清掃が可能です。浴槽内は洗剤をあらかじめセットすることでお湯張り前に洗浄してくれます。スゴイ時代です。
浮島カウンター
カウンターは水やシャンプーなど泡汚れがたまりやすい場所です。TOTOのカウンターは壁や浴槽から離れており、まるで浮島のようなデザイン。
浮島のように空間があることでぐるっと1周と手が回せるようになり、カウンターのお掃除は格段にやりやすくなっています。
LIXILのカウンターは取り外しが出来ましたが、個人的にはぐるりと手を回せる方がお手入れがしやすいと感じました。
お風呂はTOTOに決めた!
我が家はTOTOのsazanaに決めました。
決定的な理由は「ほっカラリ床」でした。何度も言いますが、ぜひショールームで実感してほしい設備です。
他にも節水シャワーや浴槽デザイン、カラーなどもショールームに行かないとわかりません。
感染対策をしないと気軽に行けないショールームですが、新築やリフォームをお考えの方はぜひ予約して見学に行きましょう。
コメント